2018年11月
このファイルには、インストール手順、既知の問題など、NI-XNETに関する重要な情報が記載されています。
NIソフトウェアをMicrosoft Windows 10と使用する
NIソフトウェアをMicrosoft Windows 8.1と使用する
NI-XNETは、USB、PXI、PCI、NI CompactDAQ、およびNI CompactRIOを含むさまざまなプラットフォームで、CAN、LIN、およびFlexRayフレームと信号を読み書きするための共通の使いやすい機能を備えたNI計測器ドライバです。
NI-XNETは、次のオペレーティングシステムをサポートしています。
メモ Windows 32ビットオペレーティングシステムのサポートでは、物理アドレス拡張 (PAE) を無効にする必要がある場合があります。これによりシステムが受ける影響および必要な対策については、ni.com/jp/infoでInfo Codeに「PAESupportjp」と入力してください。
1 NIソフトウェアは、VC2015ランタイムおよび.NET 4.6.2をインストールします。Windows 8.1およびWindows Server 2012 R2でこれらをサポートするには、Microsoft更新が必要です。これらの更新のインストール方法については、Microsoft KB2919442およびKB2919355を参照してください。
2 NIソフトウェアは、SHA-256証明書により署名されています。Windows 7 SP1、Windows Embedded Standard 7 SP1、およびWindows Server 2008 R2 SP1でSHA-256をサポートするには、Microsoft更新が必要です。このセキュリティ更新のインストール方法については、Microsoft KB3033929を参照してください。
NI-XNETインストーラはWindows Server 2003/NT/Vista/XP/Me/2000/98/95、またはR2以外のWindows Serverをサポートしません。
NI-XNETは、Windows 7でのゲストアカウントをサポートしません。これらのオペレーティングシステムでNI-XNETを使用するには、管理者またはユーザアカウントにログインする必要があります。
以下の表には、NI-XNETでサポートされているアプリケーションソフトウェアのバージョンが記載されています。
アプリケーションソフトウェア1 | NI-XNET 18.5でサポートされているバージョン |
---|---|
LabVIEW | 2015、2016、2017、2018 |
LabVIEW Real-Time (RT) | 2015、2016、2017、2018 |
LabVIEW NXG | 3.0 |
LabWindows™/CVI™ | 2012以降 |
1 LabVIEW NXGのアプリケーションソフトウェアサポートはNI-XNETには含まれていないため、NI パッケージマネージャから別途ダウンロードする必要があります。手順については、LabVIEW NXG用にNI-XNETをインストールするを参照してください。 |
NI-XNETでは、以下のバージョンのMicrosoft Visual Studioおよび関連するプログラミング言語がサポートされています。
プログラミング言語 | NI-XNET 18.5でサポートされているバージョン |
---|---|
Microsoft Visual C/C++ | 6.0以降 |
DVDからNI-XNETをインストールするには、次の手順を参照してください。LabVIEW NXG用にNI-XNETをインストールするには、「LabVIEW NXG用にNI-XNETをインストールする」を参照してください。
NI-XNETソフトウェアをインストールするには、Administratorまたは管理者権限を持つユーザとしてログオンする必要があります。NI-XNETソフトウェアのセットアッププログラムはシステムの構成レジストリを変更するため、管理者権限を必要とします。NI-XNETソフトウェアをインストールするには、以下の手順に従ってください。
NI製品のセキュリティに関する通知を表示または受信登録するには、ni.com/securityを参照してください。NIからの重要な更新の情報については、ni.com/critical-updatesを参照してください。
NI-XNET 18.5では、以下の機能が追加されました。
NI-XNET 18.5では、以下の機能が変更されました。
NI-XNET 18.0では、以下の機能が追加されました。
NI-XNET 18.0では、以下の機能が変更されました。
NI-XNET 17.5.1では、以下の機能が変更されました。
NI-XNET 17.5では、以下の機能が追加されました。
メモ NI-XNETは、PDUとフレームレイアウトの間に1:1マッピングがある場合にのみ、PDUをサポートします。インポートは、NI-XNETドライバがサポートする機能に限定されています。
NI-XNET 17.0.1では、以下の機能が変更されました。
NI-XNET 17.0では、以下の機能が追加されました。
メモ NI-XNETは、PDUとフレームレイアウトの間に1:1マッピングがある場合にのみ、PDUをサポートします。インポートは、NI-XNETドライバがサポートする機能に限定されています。
NI-XNET 17.0では、以下の機能が変更されました。
NI-XNET 16.1では、以下の機能が追加されました。
NI-XNET 16.1では、以下の機能が変更されました。
Cシリーズモジュール:
XNET Cシリーズモジュールでサポートされているプラットフォーム:
メモ NI-XNETソフトウェアは、ナショナルインスツルメンツのCAN、FlexRay、およびLINハードウェア製品のみをサポートしています。他社のCAN製品に関するソフトウェアの詳細については、該当製品に添付されているドキュメントを参照してください。
バグID | 概要 |
---|---|
672838 | Inserting a USB-850x device can result in an unusable device with internal errors on PharLap. Workaround: Remove and reinsert the device or reboot the system. |
687624 | NI-XNET CAN FD sessions (non-BRS) require CAN FD Baudrate to be set. |
696254 | NI-XNET may incorrectly set the CAN I/O Mode for CAN FD clusters and frames imported from databases that comply with ARXML 4.2 or later. |
697677 | NI-XNET does not import the DBC BO_TX_BU property from DBC files and prevents a TX frame from being mapped to multiple transmit ECUs. |
703292 | The J1939 address claim procedure does not detect conflicts between two ECUs running on the same XNET interface. |
704022 | NI-XNET Read CAN Frames can return fewer than the requested number of J1939 frames without reporting an error as specified in the documentation. |
705533 | Frame Out Queued sessions do not retransmit cyclic J1939 frames with payloads greater than 8 bytes. These transmit one time when the session starts, then only when new data is written to the session. |
705671 | Switching a J1939 session to a different ECU Node Name does not use the address from the new ECU, even if that ECU has already claimed an address. The node address must be set after the node name to properly configure the session. |
710192 | The NI-XNET Database Editor does not allow you to create a signal with the same name as one previously deleted. Avoid this issue by saving the database and re-opening it after deleting the signal. |
710389 | NI-XNET Wait (Transmit Complete) may cause a stale FlexRay frame to retransmit if the transmit queue is already empty. |
以下は、今回のリリースで修正された問題の一部のIDとタイトルです。ここでは、修正された問題をすべて網羅しているわけではありません。バグIDがわかっている場合は、この一覧で修正状況を確認できます。
バグID | 概要 |
---|---|
675253 | When using the Port Configuration Utility, it is not possible to rename ports beyond 160. |
684491 | In LabVIEW NXG, some XNET modules appear outside their PXI chassis in System Designer. |
684861 | NI-XNET cannot send or receive J1939 PDU1 broadcasts. |
684951 | Unaddressed J1939 Input Queue and Signal sessions do not receive data unless a stream session is also open on the interface. |
685825 | J1939 FIBEX databases that contain ECU names are not imported correctly, and saving the database will result in overwriting the name with 0. |
687144 | Extremely long strings passed to the XNET Create Session VI can cause LabVIEW to crash. |
687422 | Default value for the nxPropSession_J1939ResponseTimeTrSD property adversely affects performance. |
687562 | Rev C (and later) PCI/PXI-8511 and -8512 devices might switch to Bus Off when attempting to transmit immediately following a reboot or Self-Test. |
688639 | Having multiple startup VIs that contain NI-XNET project sessions can cause a LabVIEW RT target to hang. |
690135 | J1939 Address Claim does not behave properly when set through the ECU property rather than the Node Name and Node Address properties. |
691298 | TRC-8453 fails to communicate on first use after switching from LS to HS mode. |
695102 | NI-XNET crashes when opening DBC files containing very large signals, if the range is represented as an integer. |
696778 | The NI-XNET Session Property Node may apply active frame properties to the wrong frame, when the name of one frame is the prefix of another frame in the database. |
700188 | NI-XNET cannot import CAN FD settings from FIBEX 4.1.2 databases. |
704457 | J1939 ECUs are not destroyed when the last session using the ECU is closed, preventing other ECUs on the network from claiming the node address. |
705988 | Modifying the list of displayed signals in the NI-XNET Bus Monitor may result in incorrectly displayed unit name. |
708226 | Closing the Register Values dialog window when modifying a custom baud in the NI-XNET Bus Monitor or NI-XNET Database Editor may make the application unresponsive. |
NI-XNETハードウェアでNI-CAN APIを使用する場合は、『NI-CAN Hardware and Software Manual』の付録「NI-XNET Compatibility for NI-CAN」を参照してください。
LabVIEW Real-Timeターゲット上でNI-XNETソフトウェアをアップグレードする場合、ターゲットと同じバージョンのNI-XNETを実行するホストコンピュータを使用して、データベースファイルをそのターゲットに再デプロイする必要があります。
NI 986xモジュールと通信中のcRIOシャーシにモジュールを取り付ける/取り外すと、アプリケーションの失敗やデバイスを破損する可能性があります。これは、NI-DAQmxによるプログラミングをサポートしているコントローラ (cRIO-904xシリーズなど) には適用されません。
コマンドライン引数を使用してインストーラのユーザインタフェースおよびダイアログボックスの一部またはすべてを非表示にすることにより、ほとんどのNI製品のインストールを自動化できます。
インストールしようとしているNI製品にMicrosoft .NET 4.0が使用されている場合は、NIソフトウェアがインストールされる前に.NETインストーラが実行されるため、NIソフトウェアのインストールが始まる前にマシンの再起動が必要になる場合があります。.NETによる再起動を回避するには、NIソフトウェアをインストールする前に別途.NET 4.0をインストールしてください。
NI製品のインストールの自動化の詳細については、以下の技術サポートデータベース記事を参照してください。
Windowsオペレーティングシステムの最新バージョンであるMicrosoft Windows 10では、以前のバージョンと比べて機能が大幅に変更されています。Windows 10には、新機能が追加されているほか、Windows 7とWindows 8からの機能も統合されています。NIのWindows 10サポートについては、ni.com/windows10を参照してください。
NIソフトウェアをMicrosoft Windows 8.1にインストールすると、LabVIEW、Measurement & Automation Explorer (NI MAX)、およびNI 起動ツールなどのNIアプリケーションソフトウェア製品へのショートカットを含む新しいタイルがアプリ画面に表示されます。Windows 8.1におけるNIのサポートについては、ni.com/windows8/jaを参照してください。
NI-XNETをLabVIEW NXGと併せて使用する場合は、以下の点について注意してください。
LabVIEW NXGのソフトウェアサポートは、以下の点で異なります。
LabVIEW NXGはNI パッケージマネージャを使用してインストールします。LabVIEW NXG用にNI-XNETをインストールするには、次の手順を実行します。
<Ctrl-H>を押してマウスカーソルをオブジェクトの上に置くと、LabVIEWのコンテキストヘルプが表示されます。
LabVIEWウィンドウの右上隅にある検索バーを使用して項目を検索します。検索結果のコンテキストヘルプを参照することもできます。
その他のドキュメントは、ni.com/manualsで参照できます。
LabVIEWを起動して、学習タブをクリックします。
LabVIEWのレッスンはレッスンタブにあり、LabVIEWのサンプルはサンプルタブにあります。レッスンとサンプルの手順に従ってください。
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商標
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特許
NI製品を保護する特許については、ソフトウェアで参照できる特許情報 (ヘルプ→特許)、メディアに含まれているpatents.txtファイル、又はni.com/patents/jaからアクセスできる「ナショナルインスツルメンツ特許情報」のうち、該当するリソースから参照してください。
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